4月の誕生石はダイヤモンドとモルガナイト！特徴や石言葉を紹介

誕生石は、1月から12月までの各月を象徴する宝石です。ご自身が生まれた月の誕生石を身につけると、それぞれの宝石に込められたパワーを呼び込むと言われており、4月の誕生石には、ダイヤモンドとモルガナイトの2つの宝石が指定されています。

もともと、4月の誕生石はダイヤモンドが定められていました。ダイヤモンドはその美しい輝きから、結婚指輪や婚約指輪、ネックレスやイヤリングなど、様々なジュエリーに用いられている宝石です。

日本の誕生石は、アメリカの宝石商組合の誕生石を参考に定められましたが、2021年12月に63年ぶりの改訂が行われました。モルガナイトは、この改訂で4月の誕生石に追加されました。

モルガナイトは、春の桜を思わせる色合いが特徴です。加えて、名称の由来となったジョン・ピアポント・モルガンが4月生まれであったことから、新しい4月の誕生石として認定されました。

次の章からは、4月の誕生石であるダイヤモンドとモルガナイトの特徴や石言葉、それぞれを用いたジュエリーを紹介します。

ダイヤモンドは地球上の天然鉱物で最も硬い宝石です。「永遠の輝き」と称される美しい輝きを持ち、「宝石の王」とも呼ばれています。4月の誕生石として愛されるダイヤモンドについて解説します。

ダイヤモンドは、ブリリアントカットを代表とした研磨方式により、美しい輝きを放つことが特徴です。ブリリアントカットは、ベゼルファセットやテーブルファセット、スターファセットをはじめとする7つのファセット（研磨面）で構成されます。各面から注がれる光の反射により、見る人にきらめくような輝きを与えてくれます。

ダイヤモンドは古くから愛用されてきた宝石ですが、非常に硬度が高く加工が難しかったため、現在のように市場には出回っていませんでした。

ジュエリー市場を代表する宝石となったのはこの数百年ほどで、ダイヤモンドの粉で磨く技術をはじめ、ブリリアントカットなどの研磨方法が開発されたのがきっかけです。

ダイヤモンドの品質は、4つのC（カット、カラー、クラリティ、カラット）で評価されます。カットは輝き、カラーは色、クラリティは透明度を示す項目です。カラットは重量をさし、カラットの大きいダイヤモンドほど希少価値が高まります。この4Cは、ダイヤモンドの価値を決定する世界共通の基準となっています。

ダイヤモンドは、前述のように地球上に存在する天然鉱物のなかで最も硬い点も特徴です。ダイヤモンドは地表深くの高温高圧下で形成され、炭素同士が特殊な構造で密接に結びつくため硬くなります。

ダイヤモンドの石言葉は、「永遠の絆」「不変」「純真無垢」です。ダイヤモンドは鉱物の中で最も硬く、永遠に美しく輝く宝石であることから、変わらない絆や愛を象徴する宝石として、婚約指輪や結婚指輪によく選ばれています。また、ダイヤモンドが持つ無色透明で澄んだ輝きは、「純真無垢」に例えられています。

なお、60周年の結婚記念日は、ダイヤモンド婚と呼ばれます。60年の長い年月を過ごした夫婦の絆とこれからのさらなる繁栄の意味を込め、ダイヤモンドをあしらったジュエリーが贈る方もいます。

ダイヤモンドは無色透明の石がよく知られていますが、実は多彩なカラーバリエーションを持つ宝石です。色を持つダイヤモンド（カラーダイヤモンド）の種類は次のとおりです。

カラーダイヤモンドは希少性が高い種類が多い宝石です。それぞれに異なる意味が込められており、石言葉にあわせた選び方もおすすめです。

4月の誕生石であるダイヤモンドは、ネックレスやリングをはじめ、多くのジュエリーで用いられています。以下では、ダイヤモンドをあしらったジュエリーの例を紹介します。

ダイヤモンドは、一生もののネックレス、大切な方へのプレゼントなど、多くのシーンで人気のジュエリーです。特にダイヤモンドの1粒ネックレスは、シンプルでありながら美しい存在感を放ち、多くの方に愛用されています。日常使いからフォーマルなシーンまで、着用できる場所の幅が広いジュエリーです。

ダイヤモンドのリングは、結婚指輪や婚約指輪、普段使いのファッションリングをはじめ多彩な用途で身につけられています。

ダイヤモンドでポピュラーなブリリアントカットは、光を多く取り込むことできらめきが増します。立て爪デザインのリングはダイヤモンドに光が注がれやすく、ダイヤモンドの持つ輝きをより際立たせてくれ、エンゲージリングの定番にもなっているジュエリーです。

ダイヤモンドのピアスは、上品な輝きを耳元に添えてくれるジュエリーです。カラーダイヤモンドを採用したピアスなら、遊び心やかわいらしさを演出できます。一粒タイプのピアスは様々なコーディネートとの相性が良く、はじめてダイヤモンドのピアスを購入する方にも適しています。

もうひとつの4月の誕生石であるモルガナイトは、モルガン財閥の創始者ジョン・ピアポント・モルガンに由来して名付けられた宝石です。モルガナイトの特徴や石言葉、モルガナイトを用いたジュエリーを紹介します。

モルガナイトは、春の訪れを告げる桜を思わせるようなピンクが特徴の宝石です。宝石によっては、淡い紫色に発色することもあります。比較的カラットの大きい石が産出されるため、大振りのデザインにも採用されます。

モルガナイトは、鉱物学上はエメラルドと同じベリル（緑柱石）の一種です。ベリルのなかでも、淡いピンクやパープルに発色する石をモルガナイトと呼びます。

モルガナイトは、鉱物中に含まれるマンガンの含有量によって色味に違いが生じます。パステルピンク、アプリコットのようにオレンジがかったピンク、サーモンピンクやライラックピンクなど、カラーバリエーションが豊富です。

モルガナイトは、光の当たり方や見る角度によって色が変わって見える多色性も魅力です。淡いピンクと青みがかかったピンクのバイカラー（2つの色）、無色透明の部分が加わったトリカラー（3つの色）など、個体によって様々な表情を見せてくれます。

モルガナイトの石言葉は、「愛情」「清純」「優美」「優しさ」です。ピンク色の可憐な印象から、愛に関する意味が込められています。穏やかな愛情を育みたい時、愛情を豊かに表現したい時に好まれる宝石です。欧米各国では、モルガナイトは婚約指輪や結婚指輪にあしらわれるカラーストーンとして人気です。

また、モルガナイトは、優しさや女性らしさを象徴する宝石とも言われています。思いやりの心や安らぎを求める方のパワーストーンとして愛用されています。

4月の誕生石であるモルガナイトは、淡い穏やかな輝きが魅力であり、ネックレスやリングなどのジュエリーに用いられています。モルガナイトをあしらったジュエリーの例を紹介します。

モルガナイトは、美しい六角柱状結晶の輝きが魅力です。落ち着いた透明感のある光沢が特徴で、ネックレスとして身につけると、胸元に上品な印象を演出してくれます。モルガナイトはパステル調のピンク色が多いですが、オレンジがかったピンクなど個体差があり、好みのカラーを選べる点もメリットです。

モルガナイトは、リングにあしらう宝石として人気です。モルガナイトのナチュラルな色味は肌に馴染みやすいため、手元にさりげなくアクセントとして取り入れたい時に役立ちます。

モルガナイトのピアスは、耳元に優しげな雰囲気を与えてくれます。上品さのなかにも、可憐さを印象付けたい方におすすめのジュエリーです。スタッドタイプの他、フックタイプやリングタイプなどデザインは様々です。

ダイヤモンドやモルガナイトといった4月の誕生石ジュエリーを探している方は、「TOKYO JEWELRY FES（TJFES）」にぜひご来場ください。

TJFESは、「ジュエリーFES」「クリエイターFES」「ミネラル&ストーンFES」の3つのFESで構成されるジュエリーの祭典です。幅広いメーカーやジュエリーショップ、クリエイターが出展しているため、ご自身の希望するデザインや価格帯のジュエリーを見つけたい方にぴったりの展示会です。

TJFESでは、日本ジュエリーベストドレッサー賞表彰式やワークショップ、特別展示企画などの各種イベントを実施しています。TJFESの開催場所と日程は以下のとおりです。

【監修者】

イヴルルド遙華（いゔるるど はるか）

【プロフィール】

前向きなアドバイスが口コミで広がり、モデルやヘアメイク、エディターなどの業界で絶大な支持を得る、いま話題のフォーチュンアドバイザー。西洋占星術、タロットをはじめ、人生の流れを24の節目で区切る「フォーチュンサイクル」など、幅広い占いを独学で研究する。 ELLE ONLINE（ハースト婦人画報社）や VOCE（講談社）など様々なメディアに占いコンテンツを提供。櫻井・有吉THE夜会、ヒルナンデス！、ダウンタウンDX、ラヴィット！、ひるおび、などテレビ出演し、元気になれるアドバイスが大好評。

著書『運命のフォーチュンAmulet』（小学館）、「今からできる画数チェンジ よい名前 悪い名前」（小学館刊）、「風の時代に幸せをつかむ! “フォーチュンサイクル占い”」（主婦の友社刊） などが好評発売中。最新刊に 『ハッピー推し活占い』（小学館） がある。

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